ぺだんの日記

日々の出来事や思ったことを色々書いていこうと思います

すごい会社が講演に来た⦅20歳72日目⦆

大学の特別講義で県内の製造業を営む企業さんが招かれた。イカした企業すぎたので、とても印象に残った。

一応企業名は避けるが、本日記を書くにあたって講演してくださった会社様の特徴を書くことになるので、どの企業かは調べればすぐに出てきてしまうだろう。そういったことも配慮して色々ぼかしながら書くべきなのかも知れないが、そうするとあまりにも抽象的になるので、今回は細かいことは気にせずに書こうと思う。企業名が気になったら各自で調べてください。多分すぐ出てきます。

講演に来てくださった企業は、曲面印刷の機械を作っているそうだ。どん兵衛の外枠やプラスチック容器のロゴ入れをするための機械が主力商品で、国内における曲面印刷機シェア率は90%にも上る。プレゼンターによると国内で見かける曲面プリントは全てウチの機械が担っていると思ってくれていいとまで言っていた。見たことのある商品にも弊社の使われているなんて、さぞ誇らしいことだろう。この企業に魅力を感じないほど僕のアンテナは腐ってなかった。

この手の企業は活躍こそすれ、世の中に名前が知れ渡ることはほとんどない。有名な工学系企業のいくつかはラジオでコマーシャルを流しているが、ほとんどの企業はそうではない。企業としても、BtoB商材がメインなのに顧客へ宣伝するメリットはない。技術力の高い企業は世の中に名が知れ渡るべきだと強い思想の元で世の中が回っているわけではない。残念ながら無名な企業だ。それでも僕は、縁の下の力持ちな企業として応援したい気持ちでいっぱいだ。

すごく興味のある分野であり、さらに僕が大学で学んだことを活かせる企業なので、内定がもらえるとかなり嬉しいだろう。だけど、僕はこの企業には行きたいとは思わなかった。

理由の1つは、本会社の立地である。この企業は随分と田舎なところに位置しており、中小企業なので支店もない。単身赴任すりゃええやんと思われるかも知れないが、僕は大学卒業の後には彼女と同居を始める気でいるので、一人暮らしをするわけにもいかないのだ。

以下はは教授と面談をしている時に聞いた話だ。その教授がよその企業さんの人事課から聞いた話だ。又聞きがすぎるので信憑性が著しく低い話になってしまった。まぁ書こう。

子曰く、最近の若い子たちは就職先の選び方が変わってきているのだそうだ。昔の就活生に比べると今の子はとにかく転勤を嫌う。この地方から出たくないですだとか、このブロック内で志望しますなどを面接時に言う学生さんも多い。プライベートを犠牲にするような働き方をする時代はもう終わりなのだ。しらんけど。

僕もこの考え方は強く持っている。故に、転勤は嫌だし家から通いやすい企業がいいし通勤も楽だと助かる。大都市圏にアクセスしやすいところに家を構えることを考えると、この会社は僕の理想に合わなかった。

僕が入社したらばおそらく設計の仕事に就くことになる。つまりはパソコンカタカタがメインなので、リモートワークに全振りできるようならば入社したいの一言に尽きる。それだけ魅力の詰まった企業様だった。

また、給料がいい。製造業の平均初任給は18.5万円らしいが、この会社は脅威の22万2千円だそう。ただし個人の出来で賞与が揺れるため、その先伸びるかは本人次第だそうだ。とはいえ、初めからかなり高い金額をいただくことができる。さらに大学院生なら初任給24万。やはり院生は学部卒とは比べられない差を持ってスタートを切れる。院行きたい。