ぺだんの日記

日々の出来事や思ったことを色々書いていこうと思います

意味のあるご飯会⦅20歳76日目⦆

今日はサークルで飲み会があった。新入生歓迎会として開かれたものだった。

新学期が始まった4月以降、ご飯を食べに行こうという流れは度々上がったが、ご時世がそれを許さないだろうと考えられて、その流れはそのまま流されることが常だった。また、催し物の幹事を務めようとする上回生がいなかったのも原因の一つだ。

今日この会が開かれたのは比較的下火になっているコロナと幹事の出現によるものである。前者は特に説明することもない。後者の出現とは、僕たちの部署で長をしている人が痺れを切らしたのだ。つまり、さすがに入部数ヶ月も経って交流の場が0ではあまりにも寂しく冷たいのではないかと声を上げたのだ。彼は言い出しっぺの原理に則って幹事となった。

僕は飲み会が苦手だ。そのことは過去にも書いたことがある。非常に拙い文章なので振り返って見る必要はないが、その時の日記に触れよう。

確か、奢られることと微妙な関係の人と話すことが嫌いだとか苦手だとかといちゃもんを付けていた気がする。この気持ちは今も変わっていない。気を遣いながらご飯を食べても美味しくないし、浅い交友関係は気まずさの構築でしかないのだ。

しかし今日は違った。奢るのは僕であって奢られるわけではない。何をどれだけ食べようと僕の自由だし、食べた分の被害を受けるのは僕なのだ。

今日の飲み会(飲み会といってもアルコール注文数は0の健全なご飯会)は一回生と二回生しかおらず、この会において僕は最高学年だった。一回生は奢りでタダ飯、二回生で割り勘をすることが幹事から事前に通達されており、自分が最も支払いを担う集団であることが確定していた。他人に奢られる感覚を持たなくて良い点で非常に大きかった。また、同回生になら少し多めに奢らせてもいいかと言う下心もあったので、支払い同額でもいっぱい食べるを実現できた。

以上のことから、以前の日記に記したうちの前者は改善されたとわかるだろう。

第二に他学年(今回で言う一回生)との今後のつながりがある。今回はこれについても心配することはなかった。

先輩と後輩がご飯に行った時はたいてい先輩から後輩に話を振る。話の軸は高学年が分担し、低学年はそれに付随する形で乗っかる。

時間が進めば一回生も勢いがついて主体的に話していたが、基本的にはこれがよくある空気感というか、飲み会の流れだろう。今回もその流れがあり、話しはじめは僕たち二回生だった。

今回の一回生は僕の時と比べて、学年に関する把握が容易だった。というのも、僕が一回生の時の飲み会は三回生も出席していた。一回生からすると二回生と三回生の区別はつかずみな先輩の括りで認識する。僕はその場で何人かの先輩と仲良くなった。

しかし後々サークルに顔を出して見ると、その先輩らは見当たらなかった。その先輩方は三回生で、飲み会にこそ顔を出せどサークルは卒業したOBだったのだ。

結局、サークルに残った二回生は誰一人として見覚えがなかった。というかそのサークルに参加していた二回生の先輩は二人だけで、しかもその二人が全てだった。

この経験から、僕は飲み会は正しいメンツで行わないと無意味に終わることを学んだ。そして、今回は有意義なメンツで行われた。

一回生以外はみな二回生。一回生同士は活動で固まるようにさせているので各々面識があり、知らない顔は全員二回生だとわかる。さらに、二回生としても、OBOGとなった先輩らがいないことでのびのびと新入生と関わることができ、満足のいく交流が持てた。

奢る側ということで幾分か主催寄りの立場での参加だったが、僕としては今回の飲み会もとい新入生歓迎会は成功したと感じている。ご飯が美味しかったから。