ぺだんの日記

日々の出来事や思ったことを色々書いていこうと思います

唯一既プレイのギャルゲ⦅20歳78日目⦆

僕の親が僕にスマートフォンを持たせたがらなかった関係で、インターネットの海へ飛び込んだのは中学二年生のときだった。クラスの大半は自分のスマートフォンを持っていて、僕はクラスでスマートフォンを持っていないラスト三人にまでなっていたらしい。親は子供にスマートフォンなんて高価なもの持たせられないと考えていたようだが、ラスト三人の一枠だと担任から告げられたことをきっかけに、僕がクラスで浮いてしまわないようにと急いでスマホをを買い与えた。僕は僕で皆から遅れをとっていることを自覚していたので、遅れを取り戻すべくかのごとく、誰よりもネットの世界に入り浸った。そんな僕を見た両親は、やはり買い与えるべきではなかったと思ったに違いない。

中学生当時から主力動画サイトといえばYouTubeだった。しかしどの動画サイトがメジャーかなんて知らなかった僕は、YouTubeと並行してニコニコ動画も見ていた。クラスの風潮とかもわかってくると徐々にニコニコ動画からはフェードアウトしていったが、YouTubeニコニコ動画の両方で活動されている実況者さんを見るときやボカロ曲を漁るときなんかはニコニコ動画も頻繁に利用していた。ニコニコ動画YouTubeを比べると、ニコニコ動画の方がハメを外した人が多い。才能の無駄遣いが大好きな僕にとっては、愛すべきバカの巣窟ことニコニコ動画は居心地の良い場所だった。

恋愛シミュレーションゲームを知ったのも、中学二年生だった。初めて観たギャルゲ実況はアマガミPlayStation2PlayStationVitaでプレイできる。攻略対象キャラは6人で、僕の見た実況ではうち1人だけを攻略して完結としていた。この実況プレイがまた素晴らしく、実況者さんの性癖を爆発させた清々しい実況動画なのだ。アマガミは主人公のキャラクターも人気だ。主人公の橘純一は紳士的な行動や発言が多く見られ、アマガミファンからは「橘さん」と呼ばれることもある。紳士的と言っても女性に優しい言動をしているかと言われるとそうではない。紳士的な行動とはたとえば、

  • 図書室で女の子のおへそを舐める
  • 学校近くの小屋で膝裏を舐める
  • 犬の鳴き真似をしながら太ももに齧り付く

のような意味である。要は変態紳士ってやつだ。こんな主人公が、ギャルゲをプレイする層から支持を得られないわけがない。どの攻略キャラよりも橘さんは愛されている。

こんな主人公のもとプレイする実況者さんが主人公の言動にあったピンクな反応を見せてくる。今までインターネットを触ってこなかった僕には新世界もいいとこだった。

その後、時は過ぎて高校二年生。17歳になった僕は遂にアマガミをプレイすることとなる。ハードは友達から8000円で譲り受けた。年齢制限のお陰で16歳以下はプレイできなかったが、誕生日をもって、僕はギャルゲデビューを果たした。17歳の誕生日は今でも思い出深い1日として記憶に刻み込まれている。

さらに飛んで20歳と78日現在。結局アマガミ以外のギャルゲはプレイしなかったし、実況動画もあまり漁らなかった。しかしギャルゲは嫌いではない。思い出補正マシマシのアマガミは、最も好きなゲームソフトの一つにランクインしている。

今は彼女ができ、なんならずっと隣にいる。だからギャルゲをやることもないし、わざわざやろうとも思わない。けれど、異様に面白かった実況動画は度々見返したくなってしまう。彼女の前でギャルゲ片手にグヘグヘ言うよりかはマシだろうと踏んで、本日はずっと彼女とその実況動画を鑑賞していた。まだ1/4ほどしか視聴できていないが、それなりにハマってくれたご様子だ。時間さえあれば全部観てしまいたい。彼女がギャルゲにハマる世界線にも期待を膨らませてみるとするか。