ぺだんの日記

日々の出来事や思ったことを色々書いていこうと思います

曖昧な将棋知識から考える『税金』⦅20歳20日目⦆

将棋の用語に「居飛車の税金」と言うものがある。対振り飛車戦で、居飛車党が突く飛車側の端歩のことである。僕は将棋に疎いので、これがどう有効な手なのかまでは知らない。けれど、面白い言葉だなと思い、音だけ覚えている。

車を持つ人は自動車税を払わないといけない。飛車も車という字が入っているから、当然自動車税が発生する。だから、居飛車党が税金を納めるのは当然だ。

問題は振り飛車党だ。振り飛車党だって飛車を使っている。開幕から横に振るあたり、居飛車党の飛車より排気量が多そうである。しかし「振り飛車の税金」という言葉は存在しない。振り飛車は税金を払わない。

振り飛車では税金を納めないで良いのか。僕は違うと思う。1手かけて飛車を横に振るコレが、振り飛車の税金だと思う。

なんだかんだみんな、税金は納めているのだ。ただ、税金を払う価値を直感的に理解できるか否かが、税金呼ばわりするかの差になっているように思う。