ぺだんの日記

日々の出来事や思ったことを色々書いていこうと思います

久々に乗ったAT車⦅20歳88日目⦆

MT車の自動車免許を取るべく、毎日教習生生活に明け暮れている。ダウト。1週間に2日ほどの割合で、教習生をしている。

今日は第2段階の8回目と9回目。8回目では路上停車の方法を学んだ。今日の教習を受けるまで、青の下地にそれを縁取る赤の丸と、\の向きの赤い斜線が入った標識が駐車禁止のマークだと勘違いしていた。仮免許を取得するために受けた筆記試験では道路標識や道路表示が試験範囲に含まれていたはず。覚えていないとマズいやつなんだけどなぁ。

まぁ忘れてたもんはしゃーない、切り替えていきましょう。そう自分に言い聞かせてアクセルを踏んだ。忘れてた側が言っていいセリフじゃない気がしないでもない。

路上教習では何回か、停車してはいけないドボンのエリアにに停車してしまった。右方から道が合流していて交差点になっている場所が、ドボンの最たる例だ。頼むからもっとわかりやすくあれ。電柱とか縁石とか、普段の運転では見なくてもいいところまで見なくちゃいけなくなるから、どうしても注意が散漫となる。ブレーキの掛け方が甘くなったり、縁石ギリギリまで車を寄せきれなかったり。慣れの問題だとすると、試験までに勘をつかめるかの勝負になりそうだ。技能取得系はやはり勘が全てなのだろうか。

後半戦、第2段階9回目の路上教習でも勘が僕を苦しめた。今回はタイトルにもある通りAT車に乗って、山道を走って来た。

19時からのコマで予約していたので、辺りは真っ暗だった。もう夏だから日が長いとはいえ、前の時間からロービームを使用して走っていた。

AT車に乗せられた僕は普段と違う車にビビり散らかしながらも、指示に従いながら行動に出て、街から離れて人や車のいない、農道や山道を走らされた。アクセルを踏むだけで前進するイージーな金属が今回の対戦相手だったので、やゆうのよっちゃんで動きを司ることができた。オートマ余裕すぎんか。

乗り始めこそ苦戦したアクセルも、5分足らずで感覚が掴めた。マニュアルは踏んだ分が露骨に加速度へと変換されるが、オートマは噛んでいるギアが多いのか、じわり滑らかに加速に繋がる。踏み込みを戻しても思ったほど減速してくれなかった場面を迎えるたびに、素直じゃないなぁと思春期の子を持つ母親みたいな気持ちになった。

素直じゃないのはアクセルだけではなかった。ブレーキの野郎も感覚が違うのだ。こっちもこっちで効きが悪い。個体差程度の差だから壊れてるとかじゃないんだろうけど、いつもと違う感覚に翻弄され続けた。こちらは最後の最後まで、よくわからないままだった。というかアクセルの方も、完璧に扱えるようになったかといえばそうではない。教習生人生ではじめて、慣れ親しんだオンボロMT車を懐かしんだ。

もう何回かしたらまたこのAT車にはお世話になる。高速教習はMT免許を取得する人もオートマでやるらしい。キックダウンを体験させたいのかなぁ。自動車学校サイドの思惑は不明だが、まぁ、そういうことだ。

正直なところ、AT車はあまり乗りたくない。全く乗りたくないのではなく、あまりというのがミソだ。

オートマはマニュアルよりも運転しやすい。簡単な分だけオートマの方が普及しているし、僕自身も免許を取ったらオートマに乗る機会の方が多いだろう。

しかし、オートマの操作にばかり慣れてしまっては、MT車の操作を忘れてしまう。せっかく免許はMTなのに。技能教習も全29回中4回ほどしかオートマの操作をしない。それでもAT車は操縦できてしまうのだ。そんな簡単なAT車ばかり楽しんでしまっては、記憶領域の狭い僕がマニュアルの操作を覚えてられるわけがない。

マニュアルの免許を取っておきながらマニュアル車は乗れませーんwwとふざけたこと宣う輩に成り下がるわけにはいかない。僕は高貴なMT車を運転できるんだぞ!となって、胸を張って免許を持ちたい。

そんな話とはまた別にして、最近行った床屋のにいちゃんがこんなことを言っていたそうな。

初めての車は安もんにしときや。どうせ事故るさかいにな。

なんやそれ…。なんでかと聞いたら理由は単純明快で、調子に乗ってやらかすのだそうだ。

高校二年生が中だるみの年と言われるように、車を持った大人の中でも、同じような歴史が繰り返されているらしい。