ぺだんの日記

日々の出来事や思ったことを色々書いていこうと思います

うまく使えぬひとりの時間⦅20歳82日目⦆

普段は忙しい忙しいと書いている僕だが、今日ばっかりはひとりの時間ができた。というか、明後日も僕はフリーなようだ。

僕のタイムスケジュールは、大学と教習所と彼女の三点で構成されている。平日の場合、午前中は大学に束縛され、お昼どきから日が暮れるまでは教習所で教官とドライブデートをし、夕暮れ以降は彼女とだらだら。空いてる時間も家事で埋められ、自分の時間らしい時間はほぼない。

今日も17時まではテンプレに沿って活動し、17時過ぎに彼女邸にお邪魔した。彼女は僕に一言も声をかけず、忙しそうに家中を駆け回る。ワンルームなので、駆け回ると言っても円状ではなく線状だったが。結局「腹減ったら先食べとけ」とだけ言い残し、すぐにアルバイトへ出掛けていった。寂しいものだ。

そして今に至る。バイトの終わりは22時を超えるため、4時間ちょっとの空き時間。どう始末してやろうか。

ここが自分の家ならば、自動車学校の学科講習をオンデマンド受講するところだろうが、あいにくここは彼女邸。自動車学校がらみのことはできなさそうだ。

次に思い浮かぶは課題。メカ系の学科なので機械要素の授業や製図の授業で課された課題がちらほらあるので、それをこなすのも一つの手だ。また、数学や物理だって、課題が出ていなくとも勉強せねばテストで痛い目を見る。教科書やノートを見返すと良いだろう。しかしこれまたネックになるは、ここが僕の家じゃない点だ。ここにはそれらお勉強に必要な教科書ノートの類はなく、あるのは明日の授業で使う分だけ。しかもこれらは大した課題やテスト対策を必要としない者たちだから、特に触れるようなものはない。

彼女、車校、大学。忙しいの三原色が失われて、僕のスケジュール帳は白紙となった。

スマートフォンに入っているいくつかのゲームも、少しやりゃすぐ飽きちゃった。ああいうのは忙しい時に背徳感を愉しみながらするものだ。今の僕には合わない。

かくして、僕は暇になった。忙しい時ほど自分の時間が欲しくなるが、いざ手に入るとこんなもんである。

確か次の土曜日も、自分だけの時間が手に入るそうな。休日に僕を支配するものは自動車学校と彼女とサークル。確か午前中はサークルの関係で大学に行かなきゃいけなかったか。おお、めんどくさいけどやることができたのは少し嬉しいぞ。

問題は午後。午後はいずれもが相手をしてくれない。自動車学校は来週の水曜日まで予約が取れなかった。彼女は7月10日の選挙で里帰りのため、金曜夜からいなくなる。

1人になったら読書をしよう。お菓子づくりをしよう。数学をしよう。色々と夢は膨らむ。しかし当日はこれらの全てを行わず、ベッドの上で眠りほうけるのだろう。布団の中で夢膨らますのは今もその日も変わらぬことよ。

忙しい時は休暇を欲しがるくせに、いざ暇になったら何もできないのはなぜだろう。お前が怠惰なだけだと言われても悲しくなるのでそれ以外の原因を考えてみよう。

一つは、疲れているからか。疲労が溜まって趣味まで手が伸びないのかもしれない。だからだらだら布団にくるまってしまうのだ。納得納得いや待てよ。これだけじゃあ布団の中でYouTubeを観てしまう理由の説明がつかない。疲れてるのなら眠りにつけばいいものを、なぜかスマホを覗き込んでしまうのだ。覗き込むということは、疲れ以外の説明が欲しい。

二つ、自分が楽しみたいYouTubeが普段から追えていないことが原因か。というのも、僕はいくつかのチャンネルを登録していて、普段から追っている動画シリーズがいくつかある。ポケットWi-Fiこそあれど、YouTubeを外で見るハードルは高く、大学の休憩時間は交友関係の円滑化でおしゃべりをせでばならない関係で、忙中閑ありの閑では消化できない。これらを寝る前のひとりのタイミングで見ようとするから、疲れも溜まるのか。

そういえば皿洗い中にYouTubeを流したりしているな。たしかに消化は追いついていないのかもな。