ぺだんの日記

日々の出来事や思ったことを色々書いていこうと思います

記憶と感情⦅20歳55日目⦆

突然だが、皆さんは記憶力に自信がありますか?自慢でもなんでもないのだが、僕は誰よりも記憶力がない。お勉強だけでなく、人の名前も覚えられないし、好きな小説や漫画のストーリーも1周見ただけではすぐに忘れてしまう。どれほどハマっても関係ない。印象に残ったシーン以外は、割とすぐに頭から抜け落ちる。

なぜ人よりも記憶力がないのか。遺伝やこれまでの環境のせいと言ってしまえばそれまでなんだろうけど、それじゃつまらないので仮説を立ててみた。

仮説1.他人よりも喜怒哀楽が激しい説

僕は誰よりも感情の起伏が激しい。と、思う。もちろんみんな、自分の感情をオープンにしているわけではないので、本当はみんなの方が感情豊かなのかもしれない。でも、僕から見れば僕の方が心が大きく振れるのだ。

とはいえ、僕も感情かわ態度や顔に出るというわけでもない。僕も普通の人と同じように感情を隠しがちだ。他の人から見れば、僕も社会に生きるなんの変哲もない、つまらない人間だろう。いや、つまらない人間なのは間違いでもないか。

話が逸れたので本題に戻る。なぜ感情の起伏があると記憶力が悪くなるのかを解説しよう。一般に、喜怒哀楽を伴った出来事は記憶によく残るとされている。つまり、喜怒哀楽が大きく振れる人ほど記憶に残る出来事の数が増える。人間が社会生活を営む際に覚えておかないといけない事柄がいくつもあるが、僕の場合、それらが感情絡みの出来事で置換される。全く迷惑なものだ。置換は積分の時だけで十分だ。

僕は人との雑談内容をよく覚えている。これは、他の人よりも会話を楽しみ、喜怒哀楽が振れて、暗記必死事項を犠牲にすることで記憶しているんだと思っている。もちろん、古い記憶は新しい記憶に塗り替えられていくので、結局はこれも忘れていくのだが。とある小説で、古い記憶を忘れていくことについて、「歴史的遠近法」という言葉で喩えられていたことがあったが、その通りだと思う。

僕は誰よりも感情が豊かだ。これが悪いというわけではない。誰よりも楽しみ、喜ぶことができるということは素晴らしいことだ。他の人が面白いと思えないようなことでも、僕は楽しむことができる。

感情が豊かなことは、正の側面だけではない。いろんな負の側面を持っている。これについてはまた色々書いてみたいが、とりあえず今日言いたい負の側面はただ1つ。記憶力、落ちるぞ。

僕には感情がある。何を当たり前のことをと思うかもしれないが、他よりも感情が豊かな人は、思わぬところで苦労してるのではないか。自分の方が感情の受信機が高性能だという人はぜひ、高性能ゆえの苦労や特有の出来事を聞かせてもらいたい。